フォトウェディングでよく聞く「カット数」って何?

       
公開日:2025/01/15   最終更新日:2025/01/22

カット数

フォトウェディングを検討していると、よく目にする「カット数」という言葉。初めて耳にすると何を指しているのか分からず、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?この記事では、カット数の意味やカット数の選び方についてくわしく解説します。写真選びの参考にぜひご活用ください。

フォトウェディングの「カット数」とは

フォトウェディングにおいて「カット数」とは、写真の撮影枚数を指します。撮影された写真の中には、目をつむってしまったものや表情が気に入らないものが含まれる場合があります。そのため、100カットが撮影されても、全てが「ベストショット」となるわけではないことを理解しておくことが大切です。

よくある失敗として「当初は少ないデータ数で十分だと思っていたが、撮影後に全データが欲しくなり、オプション料金がかさんでしまった」というケースがよく挙げられます。後でプランを変更するより、最初から全データ渡しのプランを選ぶほうがコストを抑えられる場合があります。

そのため、プラン選びの際には、事前に撮影会社と詳細を確認することが重要です。フォトウェディングのプラン内容には「撮影〇〇カット」や「データ〇〇カット」といった表記が見られますが、これらには明確な違いがあります。

たとえば、「撮影100カット」とあれば、100枚の写真を撮影し、その中から好きな写真を選ぶ形式です。似たもので「撮影100カット(データ渡し20カット)」というプランもよく見られますが、これは、撮影した100枚から20枚を選び、そのデータを受け取れるという内容です。

すべての撮影データを受け取りたい場合には、「全データ渡し」のプランを選びましょう。一方、「データ100カット」と記載があれば、100枚分の写真データを受け取れることを意味します。この違いを正しく理解しておかないと、後々誤解やトラブルの原因になることがあります。

また、プランの中に「100カット保証」と書かれていれば、100枚の写真を撮影するという意味です。一見、多いと感じても必ずしも全てが満足できる写真とは限らない点は留意しましょう。

理想的なカット数は?

フォトウェディングを計画する際に気になるのが「どのくらいのカット数が理想的なのか」という点です。一見すると、たくさんの写真を撮る方が安心と思われがちですが、実際にはカット数には計画的な選択が必要です。

多すぎても少なすぎてもいけない?

前項で先述したとおり、目をつむったショットやあまり気に入らないショットもすべて1カットとして数えられるため、ある程度の枚数があると「選択の幅」が広がる利点があります。

しかし、カット数が増えるほど費用が高くなる傾向にあるため、撮影の目的や予算を明確にすることが重要です。また、撮影した写真が多すぎると、後で写真を選ぶ手間が大きくなるというデメリットもあります

一般的なカット数は100〜150くらい

一般的な目安として、ロケーション撮影では約150カット、スタジオ撮影では50~100カット程度が推奨されています。とくに衣裳替えや小物を使う場合、さらにはロケーションとスタジオの両方で撮影を希望する場合は200カット以上を撮影するケースも珍しくありません。

このように、カット数は撮影内容や目的によって異なります。実際に、結婚情報誌「ゼクシィ」の調査では、フォトウェディングを行ったカップルの平均カット数は100~150カットといわれており、このデータからも、多くのカップルがある程度のボリュームを重視していることがうかがえます。

カット数ごとのプランの特徴

フォトウェディングの撮影を検討する際、カット数は重要なポイントのひとつです。どのプランが最適かを理解するために、カット数ごとの特徴をくわしく見ていきましょう。

数枚~10枚程度

スタジオ撮影でシンプルに済ませたい場合、このプランが選ばれることが多いです。1枚や5枚、10枚程度のカット数で撮影を終えるプランは、費用を抑えたいカップルや、特定のポーズだけを記念に残したい方に適しています

ただし、ドレスやヘアメイクに時間をかけた分、もう少し多くの写真を残しておけばよかったと後悔する可能性もあるので注意が必要です。

~50枚程度

スタジオ撮影であれば、50枚のプランはバランスの取れた選択肢といえます。ポーズや背景をいくつか変えることで、バリエーション豊かな写真を撮ることが可能です。手軽さと満足感のバランスを求める方におすすめですが、実際にデータを手にしてみると「もう少し撮影しておけばよかった」と感じることもあります。

~100枚程度

ロケーションフォトを検討している場合、100枚程度のプランが理想的です。自然な表情や動きのあるポーズをたくさん撮影できるため、アルバムにした際の見栄えが良くなります。

さらに、小物や衣装チェンジを活用することで、多彩な雰囲気の写真を楽しむことができます。このカット数は、思い出をしっかりと残したい方に人気です。

~150枚程度

「たくさんの写真を残しておきたい」と考えている方には、150枚程度のプランがおすすめです。このカット数であれば、ポーズや構図にこだわった写真だけではなく、オフショット風のリラックスした雰囲気の写真も収められます。撮影後に後悔しないためには、この程度のボリュームが安心といえます。

200枚以上

とにかく多くの写真を撮影したい方には、200枚以上のプランが最適です。ロケーションフォトやスタジオ撮影を組み合わせたり、時間をかけてさまざまなシチュエーションを楽しむことができます。ただし、枚数が多い分、後で写真を選ぶ作業が手間に感じることもあるため、その点を考慮する必要があります。

まとめ

フォトウェディングは、シンプルに記録として数枚残したいのか、しっかりとしたアルバムを作りたいのかで必要なカット数は大きく変わります。つまり「フォトウェディングをどのように残したいか」を考えることがカギとなります。希望のイメージをもとに、欲しい写真の枚数を逆算し、撮影するカット数を計画してみてください。撮影前には、カット数やデータ受け取りの内容を正しく理解し、業者としっかり相談して理想的なカット数を明確にしておくと、より満足度の高いフォトウェディングを実現することができるでしょう。

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